先日、アメリカ・カリフォルニア州にある国立公園「ピナクルズ国立公園」に行ってきました。
カリフォルニアでもあまり知られていない、2013年に登録された国立公園でしたが、ヨセミテにも劣らないほど、見どころいっぱいで楽しめました。
特に、冒険好きの方にはオススメですよ。
懐中電灯をもっておでかけください!
詳しく紹介していきますね。
ピナクルズ国立公園の基本情報とアクセス方法
- 住所:5000 CA-146, Paicines, CA 95043(東口)
- 電話番号:(831) 389-4485
- 営業時間:24時間入場可
- 入場料:$30(普通乗用車1台につき)
ピナクルズ国立公園を訪問するベストタイミング
ピナクルズ国立公園は、1年中24時間開いています。
公園側の発表によると、特に人気なのは2月中旬〜6月初旬。
天気や気温が良く、野生の花などを楽しむことができる点が、人気の秘密のようです。
私が訪れたのは2月中旬の週末。
かなりの人が訪れていて、意外に人気の場所なんだと感じたほどです。
天気もちょうどよく、半袖と長袖一枚でハイキングが楽しめるぐらいの気温(日本の春ぐらい)でした。
ピナクルズ国立公園への行き方とアクセス方法
ピナクルズ国立公園はカリフォルニア州中部、ロサンゼルスとサンフランシスコの中間(少しサンフランシスコ側)に位置しています。
サンフランシスコからは140マイルほどロサンゼルス方面に向かったところにあり、車で運転すると約2時間でアクセスできます。
サンフランシスコからは、ツアーなども限られていると思いますので、できればレンタカーなどの車でのアクセスがオススメです。
少し疲れますが、サンフランシスコからであれば日帰りできます。
私も、日帰りでした。
ルートはハイウェイ101号線から、25号線のローカル道路を通ってアクセスすることができます。
ハイウェイ101号線沿いには、ギルロイ(Gilroy)という街があり、日本でも人気のノースフェースやケイト・スペードなどのお店が入った大型アウトレットもあります。
▶カリフォルニア州・ギルロイにあるアウトレット紹介記事はこちら
さらに25号線沿いは、のどかな景色が広がる素晴らしいドライブコース!
私達が訪れた2月中旬は、両面に緑色の絨毯が広がっていて、アイスランドにいるかのような錯覚を覚えました!
かなりキレイで、のどかです。
車も殆どいないので、リラックスしながら運転を楽しむことができました。
ピナクルズ国立公園には、2つの入口(東口と西口)があります。
東口と西口は、公園内は道路がつながっていないので、車で通り抜けることができません。
事前にどちらの入り口から入場するかを決めてからアクセスする必要があります。
東口と西口は徒歩(ハイキング)で通り抜けることができるようですが、数時間のハイキングが必要です。
東口と西口の入場ポイントはこちら
私は東口からアクセスしましたが、洞窟や奇岩などを楽しむことができたので、東口からのアクセスをオススメしますが、次回は西口からアクセスして見どころの違いなどを比較してみたいと思います。
ピナクルズ国立公園の入場料
他のアメリカの国立公園と同じく、入場料を支払う必要があります。
入場料は、普通乗用車1台につき30ドル。
ビジターセンターで入場料を支払い、そのレシートを車の前方のダッシュボードに置いておきます。
なお、支払いはクレジットカード払い可能です。
もし、ビジターセンターが開いていない場合は、入場料を支払う箱がビジターセンターの前においてあったので、そこに現金を投入する仕組みのようです。
警察が頻繁に見回っているようでしたし、入場料は支払っておきましょう!
ピナクルズ国立公園の楽しみ方
ハイキング
公園中にハイキングコースがあるので、自分の体力に応じたハイキングを楽しむことができます。とはいっても、ハイキング用のリュック・靴・水は必須。
人によってはハイキング用のポールを持っている人もかなりいました。
意外に喉がかなり乾くので水は多めに持っていくことをオススメします。
私は持っていったお水が少なくて、最後の方はチビチビのむことになってしまいました。
▶私も愛用している、荷物の重さが感じにくいオススメのハイキング用リュックはこちら
洞窟探検
珍しく、こちらのピナクルズ国立公園には、2つの洞窟「Balconies Cave」と「Bear Gulch Cave」があります。
「Balconies Cave」は少しアクセスが大変ですが、「Bear Gulch Cave」はアクセスが簡単。
お子様連れにもオススメです。
私達も、「Bear Gulch Cave」に行ってみましたが、中は真っ暗で、滝が流れていたり、川の上を歩いていったり、巨大な岩の下をくぐる必要があり、一瞬童心にかえって楽しみました。
超オススメです!まるで、ドラゴンクエストの世界でした。
ポルトガルのレガレイラ宮殿に匹敵するほどのワクワク感がありましたよ!
▶筆者イチオシ!探検好きにはピッタリ、ポルトガルのレガレイラ宮殿の様子はこちら
洞窟内はきちんと整備されており、手すりなども設置されています。
ただし、昼間でもかなり真っ暗なエリアがあるので、懐中電灯(できればヘッドランプ)が必須です。
私達が持っていったのは、ブラックダイヤモンド社のヘッドランプ。
光の角度も調節できるので、ハイキングだけでなくキャンプにも重宝します。
買ってよかった一品です。
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ロッククライミング
大きな岩で有名なピナクルズ国立公園には、多くのロッククライミングスポットがあります。
実際にハイキングをしている途中でも数箇所のロッククライミングスポットを見ましたし、何人かの人がロッククライミングにトライしていました。
きちんと訓練されて、装備も整っているロッククライマー限定ですが、ロッククライミングが趣味の方は、ピナクルズ国立公園もさらに楽しめるかもしれませんね。
▶「ピナクルズ国立公園」ロッククライミングの最新情報はこちら(公式サイト)
ピナクルズ国立公園のオススメハイキングコース
ピナクルズ国立公園には、いくつかのハイキングコースがあります。
体力に応じて選ぶのがオススメです。
現地での方に教えてもらったり、自分たちで歩いてみたオススメのハイキングコースを3つ紹介します。
すべて東口からのアクセスがしやすいハイキングコースになります。
なお、東口からの場合、多くの方はBear Gulchと呼ばれるポイントからハイキングを開始するようです。
週末などの入場者数が多い場合は、ビジターセンターからBear Gulchまで無料のシャトルバスが運行されています。
週末はシャトルバスに乗るだけで30分〜1時間待ちでした。
- 家族連れにオススメ!Bear Gulch〜(Rim Trail)〜Gulch Reservoir〜(Bear Gulch Cave Trail)〜Bear Gulch(赤線)
特に小さなお子様がいる場合は、Scout Peakまで登るのはつらいかもしれません。そんな方には、洞窟・貯水池を小回りでまわる上のコースがオススメです。少し上り坂もありますが、大きな奇岩などを楽しみながら、先に登りを終わらせて、後はゆるやかに下るこちらのコースがオススメです。 - 時間はないけどソコソコ体力あり!Bear Gulch〜Scout Peak〜Bear Gulch Reservoir〜Bear Gulch(緑線)
3番の短縮バージョンになります。前半が登りが続くので少し辛いですが、Scout Peakという展望スポットに辿り着いて以降は、下りなのでかなり早いです。後半に貯水池や洞窟などの楽しめるスポットを入れているので、気が楽かもしれないですね。 - 7時間弱の時間があり、体力あり!Bear Gulch〜Bear Gulch Reservoir〜(Rim Trail)〜(High Peaks Trail)〜(High Peaks Trail)〜Scout Peak〜(High Peaks Trail)〜Overlook〜(Condor Gulch Trail)〜Bear Gulch(赤線)
逆周りの場合、(Condor Gulch Trail)が急な斜面での上りになるとのこと。現地の係の方は、反時計回りにハイキングする上の回り方を推薦していました。
本当は3番のハイキングコースにチャレンジしたかったのですが、時間が限られていたため、2番のハイキングコース(緑線)にしました。
子連れで楽しむピナクルズ国立公園
ピナクルズ国立公園には多くの子連れの方がいました。
1日色々歩いていて、子連れの方が多かったのは貯水池エリア。
バスが停車するXエリアから、貯水池までのハイキングも平坦な道が多く歩きやすいので、子連れの方にはオススメです。
また、貯水池までのハイキングの道中には、洞窟を歩くルートもあるので、小学生ぐらいの子供であればかなりワクワク楽しみながら、ハイキングを楽しむことができます。
冬のピナクルズ国立公園の様子と雰囲気
2月中旬にピナクルズ国立公園を訪れました。
雪はなく、日本でいうと春のような気温でした。
日中は、長袖シャツか半袖&長袖シャツの組み合わせでちょうどいいぐらいの気温で、気持ちがよかったですね。
車でアクセスしましたが、タイヤへのチェーンなどを装着する必要もなく、運転もしやすかったです。
ピナクルズ国立公園はこんな人にオススメ
自然が好きな人は間違いなく楽しめると思います。
最初にピナクルズ国立公園の奇岩をみたときは、トルコのカッパドギアを思い出しました。
トルコのカッパドギアほどキノコ型ではないですが、雰囲気が似ています。
そして、ピナクルズ国立公園までのアクセスに利用する道路25号線の景色は、アイスランドを思い出させるほど雄大な自然が広がっていて、絶景でした!
こんな景色がアメリカで見られるとは、とちょっと感動しました。
アメリカらしい一本道もあって、本当にいいドライブコースでしたよ。
まだまだ、アメリカには色々な自然スポットがありそうです。