アメリカには「チップ」という、日本人には馴染みがない制度があります。
本当に面倒くさいですよね、チップ!
私も本当に嫌いなんです。
100ドルのサービスが、税金やチップ代を入れると130ドルくらいになりますからね。
チップをいれるぐらいなら、価格に乗せときーよって思いますけど、
仕方ないです。
ここでは、アメリカ旅行では無視できない、
めんどくさいアメリカのチップ制度について紹介していきます。
ゴールデンナンバーは15%。
どんなところでも最低15%以上のチップを渡しておけば間違いないですよ。
ズバリ!アメリカのチップの相場は15%
アメリカのチップの相場はどのサービスでも最低15%です。
相場は15%〜20%。
お店に行くと、チップの額が自由記入の場合もありますが、
レジで15%・18%・20%の選択肢から選ばせるところもあります。
以前は10%程度だったと思うのですが、最近は最低でも15%を払う必要があります。
チップも値上がりしています。
アメリカ人は意外に気前よく払っていたチップ
同僚のアメリカ人と出張の際に、アメリカ人の人たちは
どれくらいチップを払うのかなーって横目で見ていたことがありますが、
かなり太っ腹です。
ケチな同僚はあまりいなかったですね。
例えば、ホテルでかばんを預かってもらったときにチップを渡しますよね。
私はいつも1ドルを渡していたのですが、
私の同僚は5ドル(約500円)を渡していました。
かばんをとってもらうだけなのに、スゴイなと驚いた記憶があります。
アメリカでチップを払わないとどうなる?
アメリカでチップを払わないとどうなるのでしょうか?
噂ではおいかけてくると聞いたことがあります。
数年前の話になりますが、友人は10%のチップをおいたら、
ナントお店の人が「チップが少ない」と追いかけてきたとか。
また別の知人は、ベトナムレストランでサービスが悪かったので、
不満足の印に10%のチップをおいて店を出たら、
ウェイトレスが追いかけてきて「Too small(チップが少なすぎる)」
と言われたそうです。
また、私がある足裏マッサージ店に行ったときは、
20ドルのサービスで3ドルのチップ(15%)をあげたら、
チップが少ないとレジの人に怒られて、5ドル払えと強要されたこともあります。
払いましたけどね。
私は、チップで色々と言われるのが嫌なので、いつも15%払います。
なぜウェイターの人たちがチップに躍起になるかと言うと、
時給は少なくてチップで収入を得ている人が多いから。
営業の歩合給みたいな考え方かもしれませんが、
このチップ制度は本当に必要なんだろうか。
普通に時給を払ってあげたらいいのにって思います。
サービス別の早見表!アメリカチップの相場
アメリカ旅行で知っておきたいチップの相場を↓にまとめました!
ぜひ、次のアメリカ旅行にむけて「いいね」「保存」をお願いします。
ホテルのチップ
ホテルは、ベッドメイキングの人用に1泊につき1〜2ドルをおいておきます。
私はいつも、チェックアウト日にまとめて、枕元においておきます。
エアビー(Airbnb)の場合は、下記の記事にもあるように、チップを払わなくていいと思います。
Tipping is not necessary as they are not acting as a service provider, instead equally existing in the home in most cases. A cleaning fee is often built into the cost or as an add-on. If you want to share your gratitude (which is always appreciated), a small gift or handwritten note is a nice gesture.
参考:5 Travel Etiquette Tips Every Airbnb Guest Should Practice | HuffPost Life
レストランのチップ
レストランのチップは課税前の金額に対して15%が相場です。
レストランも色々ありますが、ウェイターが食べ物を運んできてくれるレストランでは15%を払います。
アメリカのレストランはテーブルで払います。
クレジットカードでチップを払うときの支払い方法はこちら。
- レシートをもらう
- レシートの内容を確認し、クレジットカードを挟んでウェイターに渡す
- クレジットカードとレシートが再び返ってくるので、チップの額を書いてサインする
- レシート控えとクレジットカードを自分の財布に入れて、店を出る。
※チップ額を書いたレシートを半分に折って見えないようにする人もいます。
現金でチップを払うときの支払い方法はこちら。
- レシートをもらう
- レシートの内容を確認し、現金を挟んでウェイターに渡す
- レシートとお釣りが返ってくる
- チップをレシートホルダーに挟んで店を出る。
そして、難しいのがファーストフード。
払いたい人はおつりの小銭をいれるか、1ドルか2ドルを入れるといいと思います。
タクシーのチップ
タクシーは15%。
また、最近はやりのUberやLyftなどの配車サービスもチップを加算できるようになりました。
私は、タクシーのチップが嫌でUberを好んで使っていたので、Uberのチップ制は個人的には反対です。
恥ずかしながら、私はUberドライバーにはチップをあげていなかったのですが、私は間違っていました…
ニューヨーク・タイムズによると平均的なサービスで、10%のチップをあげましょうとのことでした。
For U.S. rides, she recommends tipping between 15 and 20 percent for exceptional service, 10 to 15 for good service, and 10 percent for average service.
参考:Should You Tip Your Uber Driver? If So, How Much? – The New York Times
記事によると、チップはUberなどの運営会社に搾取されることなく、チップは100%ドライバーさんに行くとのことなので、 良いサービスを受けたら、チップを払うのもいいかもしれません。
ツアーの場合は、気持ちでツアーの終わりに5ドルや10ドルをあげる場合があります。
駐車場でのチップ
高級レストランや高級ホテルの駐車場にはValet Parkingと言われる、係の人が車を動かして駐車してくれる場合には、チップが必要です。
2ドル〜5ドルくらい必要かなと思います。
アプリや計算機不要!アメリカのチップ計算方法は税金を利用
アメリカは州や市によって税金の額が違いますが、
税金の額が7〜8%の場合には、その倍の額をチップとして払えば面倒くさい計算をする必要がありません。
レシートをうけとったら、必ず税金はいくらと記載されているので、
その2倍の額をチップとして加算するとスマートですよ!
まとめ|アメリカのチップのマジックナンバーは15!相場は15%
15%というマジックナンバーを覚えておけば間違いありません。
もし特別なお願いをしたいときには、多く渡せば無理を聞いてくれることもあります。
まあ、言ってみれば、合法なワイロですね(笑)
個人的にはこのチップ制度は早くなくなってほしいと思いますが、
一向になくなる気配はありません。
とりあえず、当面のアメリカ旅行には、15%のチップが現金で必要になりますよ。