本記事では、アメリカで評判の高い格安航空会社(LCC)であるサウスウエスト航空に予約・搭乗しようとしている方向けに、サウスウエスト航空の予約方法と、その搭乗方法について、画像付きで解説します。
私も何度もサウスウエスト航空に乗っていますが、価格が安い割にはサービスもいいので、LCCとしてはかなり良いほうだと思います!
自信をもってオススメできます。
サウスウエスト航空ってどんな航空会社?
1967年にテキサスで創業された約50年の歴史を持つ格安航空会社(LCC)です。
日本では、エアアジアやピーチエアライン等が有名ですが、実はサウスウエスト航空はずっと先輩の航空会社で、格安航空会社のイノベーターと言ってもおかしくない航空会社です。
アメリカ本土の国内線に集中して就航しているため、日本での知名度は低いですが、実は、エアアジアやライアンエアーといった世界の名だたる格安航空会社が、サウスウエスト航空のビジネスモデルをお手本としています。
また、あの著名な投資家ウォーレン・バフェットも数千億円を投資している超優良企業です。
サウスウエスト航空の評判は?
とにかく評判がいい!特に、カスタマサポートに定評があります。
2017年にはSkytrax社が選ぶWorld’s Best Low-Cost Airlinesとして世界TOP10としてランキング入りしています。また、Trip Advisorでも5点中4.5点と高評価を得ています。
個人的には満点をあげたいくらいです。
私も、アメリカで5回以上サウスウエスト航空に乗りましたが非常に良い印象を持っています。
同じルートで、ユナイテッド航空とサウスウエスト航空があったら、値段が同じでもサウスウエスト航空を選びます。
ここで私の個人エピソードをひとつ。
なんと、私の誕生日の前日に乗ったときには、地上係員の人が気を利かせてくれて、搭乗券にHappy Birthday!と書いてくれたことがありました。
数年前の出来事ですが、とても嬉しくてついつい写真を撮ってしまったのを今でも覚えています。そんな機転の聞いたおもてなしをしてくれる、アメリカの航空会社です。
サウスウエスト航空が就航しているルートの確認方法は?
Google フライトやスカイスキャナーで検索した時に、サウスウエスト航空が就航している場合は、下記のように就航便の情報が価格情報無しで表示されます。
Googleフライトの利用方法は記事「Googleフライトの便利な使い方を紹介します」で紹介しています。
スカイスキャナーの場合、下記のように表示されます。
引用元:スカイスキャナーWebサイトより
サウスウエスト航空は会社のポリシーで価格情報を他社に提供していないので、予約は全てサウスウエスト航空社のWebサイトで実施する必要があります。
サウスウエスト航空の予約方法は?
1. 航空券の検索
トップページの下記のような画面にて、出発地と目的地、行きと帰りの日付、予約したい人数を入力し、”Search”ボタンをクリックします。
用語集
- Roud Trip 往復航空券、One-way 片道航空券
- Depart 出発地、Arrive 目的地
- Depart Data 出発日、Retrun Date 帰着日
- Adults 大人の人数(2歳以上の子供も大人としてカウントします)
- Seniors 65歳以上の方の人数
- Promo code 割引のためのクーポンコードを持っている場合に入力します
2. 航空券の選択
次のページで、行きの飛行機と帰りの飛行機を選びます。
下記の場合、May 3rd(5月3日)に出発するSan Jose発Portland行きの飛行機便の一覧が表示されています。
紫枠部分が出発時刻と到着時刻を示しており、青枠が乗換の有無、赤枠が最も安い料金プランでの価格です。
この表示は片道料金です。
用語集
- Flight # 飛行機の便名
- Routing 飛行ルート、乗換なしはNonstop、乗換が1度ある場合は1 Stopと表示
- Travel Time 移動にかかる時間(乗換え時間を含む)
- Business Select、Anytime、Wanna Get Away サウスウエスト航空が設定する料金プラン。キャンセルの可否、予約時期、空き状況等により、予約可能な料金プランが異なる。Wanna Get Awayが最も安い。直前になるとこの料金プランは表示されない事が多い。
3. 航空券の確認
次ページにて、選択した飛行機便の内容を確認します。
内容が正しければ、”Continue”ボタンをクリック。
ここで、注目したいのは、サウスウエスト航空は荷物のチェックイン料金が2つまでは無料ということ。
アメリカの国内線は、他の航空会社は1個チェックインをすると$25をチャージするので、個人旅行には大変ありがたいですね!
4. 支払いクレジットカード情報の入力
次ページで、搭乗者の情報と支払いに利用するクレジットカード番号を入力します。
途中、EarlyBird Check-inというオプションを選択するかと聞かれます。
通常は、出発時刻の24時間前になったらサウスウエスト航空のWebサイトでチェックインし、チェックインした順番で、搭乗用の整理番号が払い出される仕組みになっています。
EarlyBird Check-inオプションを購入すると、その前に自動でチェックインしてあげるので、番号が若い整理番号を払い出してあげますよ、というオプションになります。
席に強いこだわりがあればYesを選びますが、私は通路側であればどこでもいいのでNoを選びます。
5. 予約内容の確認
最後に、予約内容を確認して、黄色の”Purchase”ボタンをクリックして予約完了です。
サウスウエスト航空の搭乗方法は?
1. 前日にWebチェックイン
必ず前日(24時間前が望ましい)にサウスウエスト航空のWebサイトにアクセスし、チェックインしておきます。
トップページにチェックイン(CHECK IN)と記された青いボックスがあります。
予約時に受け取ったメールの中に書いてあるConfirmation Number(確認番号)、First Name(自分の下の名前)とLast Name(名字)を入力し、Check Inボタンをクリックします。
2. 当日、出発ロビーのチェックインカウンターで荷物を預ける
当日、チェックインカウンターで荷物を預けて搭乗券を受け取ります。
2018年8月現在、サウスウエスト航空のアメリカ国内線は預入荷物1個まで無料です。
多くの航空会社は、1つ預けるたびに$25かかります。
3. 手荷物検査場を通過し、搭乗口へ
手荷物検査場を通過し、指定された搭乗口に行きます。
4. 搭乗口で整理番号順に整列
サウスウエスト航空の搭乗口前に、1から60までの番号が書かれた看板がたっています。
搭乗券に書かれた、A-25 といった自分の整理番号を確認します。
各搭乗券には、A−1からC-60までの番号が書かれています。
Aグループの1番から機内に入ることになりますので、Aグループは並んでくださいと搭乗口の近くにあるモニターに表示されたら、速やかに自分の番号が書かれた看板の近くに行きます。
他の人が自分の整理番号を見えるようにしていると、お互いにお互いの搭乗券をチラッと見合って、自然と番号通りに整列していき、1つの列ができます。
5. 機内に入ったら好きな席に着席
機内に入ったら、自由席ですので自分の好きなところに座ります。
私の経験では、前方の窓際もしくは通路側から埋まっていきます。
機内への搭乗が遅くなると、後方もしくは3人がけ真ん中の席になる可能性大です。
短距離線であれば問題ないですが、こだわりがある場合は早めにチェックインをして機内に入るのがオススメです。
また、搭乗が遅くなった場合は自分の席の近くに荷物をおくことができないリスクがでてきます。
私も、他の人がやむをえず全く別の所に荷物をおいている姿をみかけたことがあります。
経験的に感じるのは、アメリカのビジネスマンは急いでいるのか、もしくは荷物を預けてなくなってしまうことを心配しているのか、多くの人が機内に小さなスーツケースを持ち込んでいます。
満席のフライトだとすぐに頭上の荷物置き場のスペースが無くなります。
飛行機の中で頭上の荷物がとられたことはありませんが、自分の目の届かないところで他人が(間違えて)持ち帰ってしまうリスクもあるので、できれば早めにチェックインして、機内に入り、自分の席の近くに自分の荷物を置くのがオススメです。
もしくは、サウスウエスト航空は預入荷物が無料なので、預けてもいいと思います。
ただし、アメリカの航空会社は全体的に、日本より高い確率で預けた荷物がなくなる・届かないロストバゲージをするので、本当に大切なものは持ち歩くのがオススメです。
USA Todayでは、ロストバゲージは1%以下の確率だと紹介がありますが、非常に疑わしい。
私もロストバゲージの経験がありますし、同僚もロストバゲージにあっていました。
サウスウエスト航空で良い席を獲得するには早めのチェックイン必須
サウスウエスト航空は、チェックインした順番にAグループの1番からCグループの60番までの整理番号が付与されます。
搭乗の際はその整理番号の順に機内に入っていきます。
出発時刻の24時間前から、サウスウエスト航空のWebサイトもしくはアプリから、チェックインが可能です。
サウスウエスト航空に関しては、とにかく1秒でも早くチェックインを行うことをおすすめします!
じゃあいつまでにチェックインすればいいのでしょうか?
私の経験では、チェックイン開始時刻1分後でA-51、5分後のチェックインでもB-26でした。
多くの人がチェックイン開始時刻にチェックインしているようです。
かなり、しれつな争いが行われていると思われます。
多少の追加料金を払ってもいいという人には、EarlyBird Check-Inという仕組みがあります。
36時間前に自動的にチェックインしてくれるので、一般人よりは早めの整理番号をもらえる仕組みです。
料金は片道$15〜かかります。
Dallas Newsによると、1フライトあたり平均して15〜20人のお客さんが、このEarlyBird Check-Inシステムを利用しているとのこと。
どうしても、という方は使ってもいいかもしれませんね。
詳しくは、サウスウエスト航空のEarlyBird Check-Inのページをどうぞ。
良くも悪くも、アメリカはお金で時間を買う仕組みが整っている国ですね。
おわりに
サウスウエスト航空の評判から、予約、搭乗方法について解説しました。
予約方法は通常の航空会社と同じですが、搭乗方法は整理券に従って整列し、機内に入ってから自由に席を選択するところがユニークですね。
アメリカにお越しの際には、ぜひカスタマサポートで高い評判を得ているサウスウエスト航空を試してみてくださいね!
サウスウエスト航空が就航しているかの確認は、スカイスキャナーでの検索が便利でオススメです。