先日、初めて本場アメリカのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)でチキンを食べてみました。
アメリカでもよくKFCのお店を見かけますし、お客さんも大行列ではないにしてもコンスタントに少し入っているので、アメリカでもまあまあの人気を集めているのだと思います。
実際にアメリカのKFCをたべた感想は日本のKFCと同じ味。ただ、持ち帰りだったためか、品物が冷めてしまい「おぉ」という感動はありませんでした。ただ、本当に日本と同じ味。食べ慣れた味を食べたいと言うときにはオススメです。
アメリカのKFCのメニューから注文方法まで詳しく紹介していきます。
アメリカのケンタッキーフライドチキン
1930年創業、1940年(なんと太平洋戦争前)にオリジナルレシピが完成したケンタッキーフライドチキンは、もう80年以上の歴史をもつチキンのお店。創業者のカーネルサンダースは死ぬまでケンタッキーフライドチキンを宣伝してまわったというので、本当にその仕事熱心さに頭がさがります。
日本には1970年に進出。他にも、中国・台湾・韓国・東南アジアやヨーロッパの国々と世界展開している一大チェーン店です。
そして、アメリカはチキン激戦区。KFCの他にもZaxby’s、Popeyes(ポパイズ)やChick-fil-A(チックフィレ)などのお店が乱立して、その中でなんとか生き残っているのがKFCです。
どこに行ってもあるのがKFCなので、食べるものに迷ったら馴染みがあるマックかKFCに駆け込んでしまいます。ここにテキストを入力
クリスマスにKFCを食べないアメリカ人
日本ではクリスマスになるとKFCには大行列ができますが、アメリカではクリスマスにKFCは食べません。むしろ、日本ではクリスマスにKFCが定番料理だよと言うと笑われるほどです。アメリカ人には、日本には美味しいものがたくさんあるのに、なぜKFCをクリスマスという特別な日に食べるんだと思われているのではと予想します。
公式サイトでも紹介されていましたが、クリスマスキャンペーン(マーケティング)で作り上げられた日本独自の文化と言えそうです。
日本KFCがクリスマスキャンペーンを開始したのは1974年と言われています。経緯には諸説ありますが、ひとつは、当時、日本在住の外国人の方が七面鳥を手に入れられず、代わりにKFCのフライドチキンを召し上がったというもの。
https://www.kfc.co.jp/about_kfc/ilovekfc/museum.html
もうひとつは、とある店長がイベントでサンタクロースの格好をしたところ喜ばれたので「チャンスだ!」と思いキャンペーンを展開したというもの。
お客さまに受け入れられ「クリスマスにはフライドチキン」が定着していきました。
ケンタッキーフライドチキンの店内の様子と雰囲気
お店によってだいぶ違うとは思いますが、私がおとずれたKFCの外観はこんな感じ。大通り沿いにこじんまりとしたコンパクトなお店がたっていました。
アメリカらしくドライブスルーあり。そして、裏側には5台位停まることができる駐車場がありました。持ち帰り客が多いからなのか、アメリカにしては駐車場のスペースがかなり狭い。
アメリカのファーストフードには珍しく店内はキレイでした。コロナということもあり、店内での飲食は禁止されていた模様です。テーブル席は3席だけ。
また、ドライブスルーのお客さんが多いのか、店内にはお客さんの数はゼロ。そして、店員さんもランチの時間帯だと言うのに調理をしている素振りがないのはどうなんだろうかとちょっと不安になりました。
棚もキレイにものがなくなっていて、ここで本当に調理しているんだろうかと思うぐらいにキレイでした。
ケンタッキーフライドチキンのメニューと実際に食べた感想
最近、日本のKFCに行っていないので日本のメニューとは比較できませんが、昔と同じくチキンとビスケットのコンボ、ファミリーセットなどを中心に並んでいます。
かつて、ポパイズで一大ブームを起こしたチキンサンドイッチや、アメリカで人気のチキンウィングがメニューに有るのが印象的ですね。
下の写真はセットメニュー。
日本のKFCのメニューと比較しましたが、組み合わせや値段が日本のメニューとは違うようですね。また、日本にはマッシュポテトといったサイドメニューがいくつかないように思います。
3pc. Chicken Box ($12.89)
3ピースのチキンとビスケット、サイドのコールスロー、マッシュポテトが入っていました。
チキンはケンタッキー独自の味付けがついたチキン。少し冷めてしまって熱々感はなかったですね。持ち帰ったというのもありますが、受け取ったときもそんなに熱々感は感じなかったかな。よく比較できるポパイズと比べて、チキンの衣のサクサク感は少なめです。
コールスロー。かなり甘めの味付けです。
マッシュポテト。見た目はあわびのようで、なにこれと思いましたが、実際に食べてみると悪くない。普通に食べることができます。
ビスケット。昔はもっと美味しかったような気がしますが、まあ美味しいです。少しだけ物足りなさを感じました。
結論としては、また食べたいとは感じませんでした。チキンなら、ポパイズのほうが衣がサクサクして美味しいし、お店にも活気があるので、ポパイズのほうが好みです。
ケンタッキーフライドチキンでの注文方法
あめりかのケンタッキーフライドチキンでは、全てのメニューに番号が振ってあるので、英語に自信がなければ番号を伝えるのが間違いが少なくてオススメです。
「May I have a No.6?」
するとサイドメニューはどうしますかと聞いてくるので、
「Mashed Potato」
という感じで、サイドメニューを単語で伝えればいいと思います。
支払いはクレジットカードが便利。現金は使っている人も少ないし、釣り銭の間違いもありえるので、クレジットカード払いがオススメです。VisaやMastercardであれば使えます。
チップの支払いをどうしようか悩みどころですが、チップをあげたければ1ドル、ファーストフードなのでチップを揚げなくても良いと思います。アメリカのチップについて解説した記事はこちら↓
ケンタッキーフライドチキンはこんな人にオススメ
正直、日本で食べるほどケンタッキーフライドチキンは美味しくないと思います。でも、どうしてもアメリカでKFCを食べて味を比べたいというのであれば試してみてもいいと思います。まずくて食べられないということはありません。
もしチキン系ファーストフードを試したいということであれば、日本未進出の「Popeyes(ポパイズ)」やフィリピンのKFC「Jollybee(ジョリービー)」、Chick-fil-A(チックフィレ)がオススメ!どちらもアメリカで人気があるファーストフード店です。